小学生へ「いのちのおはなし」
今年度も、八潮市内小中学校で「いのちの授業」をさせていただけることに感謝です。
八潮市内は、中学3年生全クラスに「いのちの授業」をカリキュラムとして導入いただき今年で5年目。また小学6年生3校も市の事業として導入してくださっています。
27年度のスタートは八條小学校。小学校では、6年生対象の「いのちのお話」だけではなく、保護者さん対象「家庭で伝えるいのちと性」もお伝えしています。
「いのちのおはなし」は、「お母さん産んでくれてありがとう」という内容ではありません。「いのちの力を使って生まれきたみんなはすごいよ」というお話。おなかの中で頑張っていたこと、生まれるときに発揮したスゴイ力…。また、第二次性徴やプライベートゾーンについて。
授業の後は、本物の赤ちゃんと妊婦さんが登場します。赤ちゃんをだっこし、妊婦さんのおなかに触れて「いのち」を感じるあたたかい時間。
おなかの赤ちゃんを感じて、顔を真っ赤にして照れている子、「うわ~」っと満面の笑みで感激している子…。いのちを感じる子供たちのリアクションはいろいろ。どの子も「いのち」を感じて笑顔がいっぱい。
授業に参加してくれた子供たちの感想文を一部ご紹介します。
「いのちの大切さに気づきました。家に帰ったら、お母さんやお父さんに感謝の言葉を言いたい。僕も将来お父さんになったら、新しい命が誕生した時に『生まれてきてくれてありがとう』といいたいです」(男子)
「いのちというのは、べんしょうができない。とっても大切なものなんだと実感しました。今後自分の命と家族を大切にして、一番お世話になっているお母さんを大切にしていきたいです」(男子)「今、私がこうして元気でいられるのは、お母さんが産んでくれて、毎日抱っこして、毎日話しかけてくれたからなんだなと思いました」(女子)
「みんないじめるために生まれていないし、いじめられるためにも生きていないから、友達を大事にして生きて生きたいです」(女子)「自分が生まれてきたのはすごいことなんだな~と思いました。私はいろんな『奇跡』で生まれてこれたんだと思いました。今日家に帰ったら、お母さんに『喜び』『悲しみ』をくれたことに『ありがとう!』を伝えたいです。いつか自分の子供にもいろんなことを教えたいです」(女子)
12歳の感性にきゅんとします。そして、先生も感想文を書いてくださいました。
「直井先生のお話を聴いて改めて思ったことは、生まれた時に愛されていた、愛されて育ってきたんだということです。大人になるにしたがって、かわいがられるというか愛されている実感が薄れていくような気がしてしまいます。本当はみんなもっと褒められたいし、抱きしめられたいんじゃないかなと思います。今日は幸せな気持ちになりました」(先生)
子供たちへの授業の後は、保護者さん対象の「家庭で伝えるいのちと性」。多くの保護者さんや校医さん、他市の家庭教育アドバイザーさんたちもお越しくださり、関心を持っていただけることがうれしい。
性感染症や望まぬ妊娠の現状。幸せな大人になってから考えてほしい性行為。「性行動開始年齢が早い子供の家庭にある共通点とは…?」「思春期って…?」など、家庭で「性」を大切に考え、子供たちの未来を守るためのお話をさせていただきました。
保護者さんの感想文もご紹介します。
「とても心に響きました。帰ってきたらハグしてあげたいです」
「愛ある子にするために日々検討中です。反抗期が楽しみです」
「今は間違った情報があふれていてとても心配になります。教えていただいた親子の対話を大事にしていきたいです。先生のお子さんとのスキンシップのお話しがすてきでした。真似してみたいです」
たくさんの方にご理解いただき、今年もこの活動を続けられることがうれしいです。小中学生対象の授業は八潮市が主催なので、学校保護者でなくてもご参観いただけます。一人でも多くの方に聞いていただけたら嬉しいです(6月12日大曽根小学校、7月3日大瀬小学校の予定。事前に教育委員会社会教育課へご連絡をお願いします)。
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