「いのちの授業」の感想文(興本扇学園)
12月12日、足立区の興本扇学園で「いのちの授業」を届けさせていただきました。
興本扇学園は足立区初の小中一貫教育校で、生徒さんを1年生から9年生とよんでいるそうです。この7・8・9年生の生徒さん約240人に「いのちの授業」を、そして保護者さんや地域のみなさん対象に「家庭で伝えるいのちと性」の2本立てでお話させていただきました。西村校長先生が繋いでくださったご縁です。

「いのちの授業」では、おなかの中や生まれるときにどんな力を発揮していたのか等、だれもが持っている「生得的ないのちの力」をお話します。「いのちの授業」は、性教育ではありません。「お母さん、産んでくれてありがとう」ではなく、「うまれてきてくれてありがとう!」というお話です。
私自身、いのちの神秘や不思議をずっと感じ続けています。助産師になって20年たっても「命についての知識は全て知り尽くした」なんてことは不可能。赤ちゃんに会うたびに「よく生まれてきたね」と思うし、強いエネルギーを感じます。
授業は、「いのち」について一方的に教えるのではなく「一緒に考える」時間にしたいため、生徒さんへ質問をしながら進めていきます。
13歳から15歳という多感な中学生。それぞれの心で受け取ってくれていたら嬉しいです。そんな感想文の一部をご紹介します。
「自分が生まれたことは、とても素晴らしいことだと思いました。もう少し、女子や女性の方に優しく接するように心がけたいです」(7年男子)
「今までも、『命は大切だから大切にしよう』や『命は尊いもの』、『自ら命を絶ってはいけない』ということは思っていましたが、今回の誕生学で学んだ『うまれることの大切さ』を心に持ち、大人になっても忘れずに生きたい」(8年男子)
「今日の話を聴いて、改めて『お母さん、ありがとう』と思えた。最後に言っていた恋と愛の区別は、自分自身が感じたことのあったことだから、中途半端な気持ちじゃ赤ちゃんはうめないなと思った」(9年女子)
「命のことについてきちんとわかりました。すごくおもしろかったです」(7年男子)
「今までの自分は全然人に優しくしていなかった。いのちの大切さを知り、まわりの人に優しくしたいと思いました。話を聞いていておもしろかったところもありましたが、自分の心が傷つきました。それは、今までの自分がとても情けなく、恥ずかしい気持ちになったからです。いつもはお母さんに反抗していましたが、もっとお母さんや大人たちのおかげで今があると自覚して大切にしたいです」(7年女子)
そして、ご参観くださった保護者さんも感想を書いてくださいました。
「男子に対して『女子は妊娠する体だ』とはっきりおっしゃったところが印象的でした。まず最初に命の大切さや愛を語っていただいた後だったので、とても心に響いたと思います。私も子どもが生まれたときの気持ちを思い出して胸が熱くなりました。反抗期の息子に、本当は大事に思っているんだよとちゃんと伝えなくてはと思いました」
「私が学生のころよりもわかりやすく、このようなステキな内容なら小学生のうちからもお話していただきたいと思いました。子どもを育てながら、母親に父親にしてもらってくれたことをもう一度感謝しました」
「今まで子どもに伝えてきたことが良かったのだろうかと考えさせられました。『脅しや禁止』ではなく…というお話で、まさしく私は子どもが傷つかないようにと禁止や予防ばかり考えていたと思いました」
続けて、保護者さんや地域の皆様に「家庭で伝えるいのちと性」というテーマでお話させていただきました。
性行動開始年齢の低年齢化、性感染症の現状など。そして子どもたち自身の性行動開始年齢が遅くなり、自分の命を大切にするために家庭ですぐに始められることとは…。など、思春期の子どもたちへの関わりについてのお話です。

私自身が中3と高3の娘を育児中であり、思春期ママとして共感しあえたら…という思いで進めました。終了後に校長室でPTA役員さんと感想をシェアできたことも嬉しいです。ママたちの子どもたちへの愛で、気持ちがポカポカしてきます。
西村校長先生はじめ先生方、PTA役員さん、ありがとうございました。そして、生徒さんたちどうもありがとう!
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