« ベビマ講師養成講座ご案内 | トップページ | アカチャンホンポマタニティスクール »

2014年10月23日 (木)

「ゆる育児」フォーラム

11月は児童虐待防止推進月間です。

「たたかない子育て」そして「ゆる育児」についてのフォーラムに参加しました。会場は、なんとスウェーデン大使館。

一般参加はできない招待者のみのフォーラムで、子育て支援に携わる熱い思いを持った方々が集まっていました。私は、大きくうなずいたり、深く共感したり、学びと感動がいっぱいの2時間。

Untitled_2

世界で体罰を禁止している国は41カ国。世界で初めて禁止したのはスウェーデンです。スウェーデンの学校で体罰が禁止されたのは、なんと1958年のこと。そして家庭内の体罰も社会的に禁止です。日本では、家庭内の体罰はまだ黙認されており、学校での体罰が禁止されるようになってようやく数年…。

そんなスウェーデンでは、30年位前から「子どもを叩く」「怒鳴る」ことは社会からなくなりつつあるそうです。そんなスウェーデン人のウルリカさんのお話から。

「日本に来る前は、虐待について考えたこともなかった。なぜなら、叩かれた経験もどなられた経験もないから。まわりのお友達を見ても、たたかれている子に会ったことがなかった。子どもを叩かないのはあたり前のこと」

「日本の子育ては母だけがするというのが大前提。母たちは、仕事がしたいかもしれないし、趣味や自分の時間も大切にしたいかもしれない。自分らしく生きられずに苦しんでいる。そのモヤモヤは目上の人にはぶつけられない。つい弱者の子どもに向かうから虐待がおこってしまう」

「スウェーデンでは、育児も家事も父親と母親が同じように行っている。母親の就労率もほぼ100%。もし父親が残業すれば、『仕事の遅い能力のない人』だと評価される。家族のことを父親も母親も同じように優先するのが当たり前」

「日本は、待機児童を減らすとか、助成金を増やすとか、現状をよくわかっていない人たちがやっているけれど、まずは『母親が育児して当たり前』という社会の意識を変えて行かないかぎり何も変わらない」

このお話を聞きながら、私を含めた会場のほとんどの女性は大きくうなずいていました。お話のあとは満場の大拍手が。

そして、ママリングス代表の落合さんからは、

「大人同士で、もしも意見が対立したり思うようにいかないことがあっても、罵倒して殴り合ったりはしない。 しかし子ども相手だと、怒鳴っても叩いたとしても、『まあ、そんなこともあるよね』と社会が容認しているのが現状です。しかし、子どもは体も心も社会的にも発達途中の未熟な存在なのです」

このお話は心に響きました。

Photo_3
落合さんは、「ポジティブディシプリン(叩かないどならない子育て)研究会」で学び合う、私の大切な友人。「いつか子どもへの体罰がない社会にしたい」「社会を変えたい」と熱い思いを持つママさんです。

その他、印象に残ったのは、

「子どもの虐待を追っていくと、約70%にDVがある。ママ自身のケアがされていない。ママの心の余裕がないことが虐待の原因のひとつ」

「虐待防止の法律は、決して親をつるしあげるためではない。親をケアし、支援につなげるための手段であってほしい」などなど。

行政や福祉で活躍する熱い思いの方々が参加していました。子どもたちの安全と幸せな未来を願う人達が大勢いらっしゃることに改めて感動です。それぞれに愛を持って、子どもを取り巻く社会を変えて行きたいと活動している。

私自身、孤独な育児期間を過ごしました。夫の転勤が短い期間で連続し、知人のいない転勤先では夫が出張で不在。たった一人で24時間子どもと向き合うことが数週間続く…。余裕がなく話し相手もおらず、気がついたら人間らしい会話もない、笑ってすらいない…そんな育児期でした。

さらには海外転勤で、言葉すら通じない環境での子育ても経験しました。誰かに私を支えてほしいと願いながらも「お母さんだから頑張らなくてはいけない」と、乾いた気持ちで過ごしていた当時を思い出すと胸が苦しくなります。行き場のないモヤモヤから、意味もなく子どもを怒鳴ったこともあります。

このときの孤独で乾いた思いを経験した事が、今の活動の原動力になっています。私のように自分らしさを失い、モヤモヤ乾いた思いで育児するママは一人でも減ってほしい。未来の育児環境は明るく優しくなってほしい、そう強く願います。子育て中のママを支え会える社会にしたい、育児は夫婦で力を合わせて当たり前な社会になっていってほしい。子どもを怒鳴ることも叩くこともない社会になってほしい…。

Photo_6
「ママだけが頑張りすぎなくてもいいよ」というメッセージを込めた「ゆる育児」のキャンペーンが、11月12月に都内6か所で開催されます。学びの秋、お出かけの秋、ご家族でぜひおでかけくださいね。

|

« ベビマ講師養成講座ご案内 | トップページ | アカチャンホンポマタニティスクール »

日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事