「高校生に伝えるいのちと性」桶川西高校
1学期もあと数日になった7月中旬。桶川西高校の1~3年生全校生徒さん約540人に、「いのちと性」のお話を届けさせていただきました。
八潮市内の中学校教員の奥様が繋いでくださったご縁で、養護教諭の並木先生が「夏休み前の生徒に伝えたい」と企画してくださったことがきっかけです。

会場は体育館なのでもちろん冷房もなく、さらに全校生徒さんが集まるとものすごい暑さ。生徒さんたちが熱中症にならないか心配になるほど。
前半は生徒さんの反応が薄く、目を合わせてくれない子もいて、「聴いてくれているかな…、届いているかな…」と不安も感じつつスタート。
「性の情報をまとめて得る機会は、この先の長い人生でまずない」ということ、そして「生きていくうえで必要な知識」であるということ…。まずは真剣に伝えます。体の仕組み、性感染症について、避妊の知識。避妊(避ける妊娠)と考えるより選妊(妊娠する時期を選ぶ)という考えで、未来を描いていってほしい。
そして家族について…。なかには家庭の事情で、親と離れて住んでいる生徒さんや、傷ついた経験がある生徒さんもいる。でも、生まれたとき、周りの大人たちにたくさん抱っこされて、たくさん優しい言葉をかけてもらって、笑いかけてもらった「愛された歴史」が全員にあることは事実。
お話の後半になると生徒さんたちの反応も変わってきて、つい力がこもります。私自身、高校生の頃はたくさん悩みました。生きるとは、死ぬとは、友情とは、そして愛って何だろう…、たくさん悩み葛藤したことが今の活動へとつながっています。
お話の後は、生徒さんたちの感想を読むまでいつもドキドキ。生徒さんの感想文の一部を紹介します。
「待ち望んだ出産をすると、あんなに感動できるだなんて素晴らしいと思いました。僕もステキな家庭を築けたらいいと思います」(高2男子)
「自殺で死ぬ人は生きていればどうにかなるのにと思っていましたが、いのちの大切さを知り、さらに『死にたい』という人はひどいと思いました」(高2女子)
「改めて家族の愛情について学びました。私は過去にでいじめられていたけれど、講座を受けて人生は辛いことの連続だけれど先生の言葉が心に残り、最後の言葉で少し泣きました」(2年女子)
「この年になると、親とけんかするたびに『産みたくて産んだわけじゃない』とか言われたけれど、(出産したときに)お母さんがみんな優しい顔をすると聞いて安心しました」(3年女子)
「子どもを授かることは素晴らしいことなんだと感じることができました。自分で自信を持って幸せだと思えたときに、新しい家庭を築けていけたらいいと思います」(高3女子)
感想で多くの生徒さんが書いてくれたのは、「先生が真剣で、まじめに聞かないとと思った」「いのちを大切にしようと思った」という事…。思いが届いている生徒さんが多くてよかった。ピュアな感性に、読みながらつい涙がにじでしまう感想文もありました。
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