[高校生に伝えるいのちと性」草加西高校
夏休み直前の終業式前日。草加西高校の全校生徒さんに「いのちと性」講演会を届けさせていただきました。
全校生徒さん+先生方やご見学の方を含めて約800人。私にとって過去最多人数への講演会。緊張しながら会場に入ると、こんなに素敵な垂れ幕が…。
書道の先生が書いてくださったそうです。「隷書(れいしょ)」字体で書いていただき、感動と感激!(あまりに感激して、フェイスブックのカバー写真にしています)。
ご担当の先生だけではなく、多くの先生方に丁寧に迎えていただき感謝です。
7月中旬の体育館に、これだけ大人数が集まるとすごい熱気。高校生のパワーに負けないように、私も全力です。
お話が一方通行にならないように、そして一人でも多くの生徒さんの反応を見ながら進めたくて、会場の隅から隅までねり歩きながらお話しました。

避妊や性感染症についてもお話ししたけれど、一番伝えたいメッセージは「いのちを大切にしてほしい」そして「幸せな未来を自分で選んでいってほしい」ということ。
私自身、中高生時代は苦しいことの連続でした。生きるとは、友情とは、愛とは、進路とは…いつも一人で悩んでいて、自分を大切にするということを真剣に考えたこともなかった。大人になったら悩みは解決するかと思っていたけれど、大人になっても悩みや葛藤はたくさんある。だからこそ、自分で自分を大切にすることを真剣に考えてほしい。
講演後に廊下ですれ違った時、私と目が合い涙ぐんた女子高生さん。「お母さんともっと話したくなった。私が生まれたとき、お母さんはどれだけ喜んでくれたかと思うだけでやばいんです」と話してくれて、つい私も目頭が熱くなります。
生徒さんたちの書いてくれた感想文の一部をご紹介します。
「性とは本当に難しいものだなと思いました。私は、出会いがない相手がいないということに焦りは感じていますが、性行為には焦りを感じていません。周りが経験しているからとかそんな意見には流されません。今までの保健行事の中で最も心に響き、もっとも感動し、最もためになる内容でした」(女子)
「DVDで赤ちゃんが生まれる瞬間を見て泣きそうになりました。自分の母親も、お腹を痛めて産んでくれて、いっぱいいっぱい話しかけてくれたから今の自分がいる。産んでくれてありがとうと両親に伝えたいです」(女子)
「私の両親は離婚してしまい、自分は母方につきました。母親がつらいことを分からずに小学校を過ごしていき、中高になり、辛いのは分かってきましたが母親に強く当たり、何回もケンカしていました。しかし今回の家族についての話を聞き、改めて母親に対して感謝の気持ちが出てきました。今まで母が苦労をしてきた分もサポートしたいと思いました」(男子)
「講座っていうからいつもと同じ内容かと思ったら、全然違くて驚きました。出産DVDを見てなんかしらないけれど涙が出てきました。自分もこうしてみんなに思われて生まれてきたと思うと、今イヤなことがあっても幸せなんだなと思いました」(女子)
「高校3年生にもなって、また性に関する話をきくのかと思いながらきいていました。避妊避妊と何度も言われ続けて大切なことと思っていたのに、今日の話をきいて、それ以上に大切なことがあるんだなと思いました。親に養ってもらっているうちは大切に子どもを育てるなんてできるわけない。素敵な大人になって初めて育てることができる。この言葉すごく心に響きました」(女子)
「女性の体は子宮と言うところがあり、とても神聖な場所であり、男性の体より大切にしたいと思いました。自分はいろんな人から喜ばれて生まれてきたのに、親に暴力をふるわれている人はかわいそうだと思いました。そして、愛と恋の違いを知りました」(男子)
「子どもが生まれるっていうのは、大変だけれどすごく素敵なことだと思いました。熱く語ってくださりありがとうございました」(男子)
「私は今、親とあまり仲よくありませんが、私が生まれたときあんなに嬉しそうな顔していたのかな?と思ったら、何とも言えない気分になりました」(女子)
どの生徒さんも、用紙に何行も感想を書いてくれていました。私は大勢にお話しした後はバッテリー切れのような状態になりましたが、気持ちが届いていて本当にうれしい。
校長先生はじめ養護教諭の土田先生、ご担当くださった先生方、どうもありがとうございました。生徒さんたちの未来がキラキラ輝くことを願っています。
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