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2014年7月20日 (日)

フォローアップミルクは必要?

子育て広場に集っていたママからお電話がありました。

「実はちょっともめていて…。フォローアップミルクを飲ませたほうがいいのでしょうか。某ミルク会社の人に、フォローアップミルクを飲ませないと病気になると言われたママがいたので、みんなで心配しているんです」

さら助産院でかかわっている赤ちゃんたちは母乳オンリーっ子が多いから、ミルク会社の人に「病気になる」と言われたら不安になるのは当然だと思います。

結論から書くと、フォローアップミルクは必要ありません。

2007年の「授乳と離乳の支援ガイド」には、「フォローアップミルクは母乳や育児用ミルクの代用品ではない」と明言されています。

フォローアップミルクは「育児用調乳粉乳」であって、普通の育児用ミルクとは違います。そのため、細菌数や原材料、容器包装についても人工乳が守るべき規格は用いられていないくらいです。

フォローアップミルクは牛乳に近く、たんぱく質やカルシウムも多すぎ、赤ちゃんには負担になるとさえ考えられています。母乳を飲んで離乳食を食べていたら、赤ちゃんは栄養不足にならないし、ましてや病気になりやすいなんてことはないのです。

小児科医の栄養専門家の集まりである「日本栄養消化器病学会乳児栄養委員会」は、「フォローアップを必要とする理由はない」と宣言しています。

さらに、

「フォローアップミルクが勧められるようになってきた背景には、乳児死亡率・罹患率の低下などから我々小児科医の乳児栄養に対する関心が薄れた間隙に生じたことで、その意味では我々小児科医自身も反省が必要である」とまで発言しています。

周りの人に「飲ませるべき」と言われると不安になるけれど、必要のない栄養を補給するのは赤ちゃんにとって負担かもしれません。「いらないらしいよ~」と答えられるくらいの余裕で、母乳育児を楽しんでくださいね。

※参考 : 日本栄養消化器病学会乳児栄養委員会「フォローアップミルクの意義に関する理事会諮問」日本小児科学会雑誌’94 :1316-1317(1990) 

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