三郷市立彦糸中学校3年生の生徒さんに、「いのちの授業(誕生学)」を届けさせていただきました。

義務教育卒業目前の3年生。養護教諭の内藤先生が「生徒さんへ卒業前のプレゼントに」と講演会を企画くださり、今年で3年目です。
いのちの始まりから、お腹の中で頑張っていたこと、生まれるときに発揮したいのちの力。誰もが持っている生得的な命の力についてのお話。
「性」とは心が生きるということ。自分らしく生きてほしい、心も体も未来も大切にしてほしいという願い。また、「恋」と「愛」の違いについてのお話。
中には、家族の事情で苦しい経験をした生徒さんもいる。虐待を受けた生徒さんもいるかもしれない。でも、誰もが生まれたときに周りを幸せな気持ちにしてくれたこと、多くの人に支えられてたくさん愛された歴史があるから今があること、そして、親も完璧な人間ではなく日々悩み迷いながら子育てをしているということ…。
同じ目線で考えたいから、マイクを持ち生徒さんたちの近くからもお話しました。

授業の最後は「いのち」を感じてもらえるように、本物の赤ちゃんゲストの登場です。


抱っこ上手な男子くん。泣いている赤ちゃんがピタリと泣きやみ、ママも拍手。

会場の生徒さんのまなざしが赤ちゃんに集まっています。
授業を受けてくれた生徒さんのアンケート結果を、先生が集計してくださいました。
「いのちはとても大切だと思う」→98%
「生きていることは素晴らしいと思う」→95%
「クラスの人全員に優しくしたいと思う」→88%
「私はすごい力を持っている」→94%
そして、感想文もこんなに素敵にまとめてくださいました。感激!!

感想文の一部をご紹介します。
「これから高校で勉強して仕事に就き、一人前の大人になろうと思いました。僕を産んで育ててくれた親、まわりで支えてくれた感謝していきたいです。僕の将来に良い奥さんと赤ちゃんがいればものすごい愛(下線部を強調)で支えていきたいです」(男子)
「もし、お母さんが産んでくれなかったり育ててくれなかったりしたら、今の学年の皆に会うことができなかったので、すごくお母さんに感謝しています。これからお父さんになったら、今日学んだことを活かしていきます」(男子)
「昨日お母さんとけんかしてウザイと思っていましたが、今日の授業を受けて今ここに自分がいるのはお母さんのおかげなんだなと思い、とても申し訳ない気持ちになりました。私は何度も死にたいと思ったことがあります。この先も死にたいと思うことが多々あると思いますが、自分がいるのはいろんな人に支えられているからなんだ、自分はひとりじゃないんだ、と思い続けて自然に死ぬまで生きて行こうと心に決めました」(女子)
「いのちは、自分たち次第でダメにしてしまうこともできます。なので自分は素晴らしい生き方をしていけるように頑張りたいです」(男子)
「将来自分も子どもを育てられるように今の体を大切にしたいし、未来の体のことも考えて夜はなるべく早く寝たり、バランスのよい食事をしたり、性のこともよく考えて行動していきたいです」(女子)
「今、思春期とよばれる時期を生きている私たち。友達・家族・受験などというものにぶつかることも多々あります。ウルサイ、ムカツク、と思うことも少なくないです。でもそのときに、この自分の命は誰かに支えられている、私は一人じゃないんだということをしっかりと考えたいです」(女子)
「本物の助産師さんの言葉は説得力があって、いのちと向き合う仕事をしていらっしゃるというのがすごく特別なことに思えました。赤ちゃんはこんなに小さくて弱くてやわらかくて、だれかが守らないと簡単に死んでしまうなのものだと実感し、自分も昔はこんなふうに両親など周りの人に守られていたのだということが分かりました」(女子)
どの生徒さんも記入欄いっぱいに書いてくれて、15歳のピュアな感性に胸がいっぱいになります。きちんと受け取っていてくれていることが本当に嬉しい。生徒さんたち、どうもありがとう。
この授業を企画してくださった内藤先生に、授業の翌日にお孫さんがお生まれになったそうです。私もとっても幸せな気持ちでいっぱい。いのちのお誕生は、まわりの人みんなを幸せな気持ちにしてくれると改めて思います。
学校のホームページでもご紹介くださいました。先生方のおかげでお話を届けられたことに感謝です。校長先生はじめご担当の先生方、大変お世話になりました。