« 2013年3月 | トップページ | 2013年5月 »

2013年4月28日 (日)

こども虐待について②

①から続きます。

「虐待の家庭的背景と地域での子育て支援」勉強会に参加し、厚生労働省児童福祉専門官の川松亮さんのお話をお聞きする機会に恵まれました。

助産師としてだけではなく母親として、きちんと知りたい、そして何ができるのかを考えたいと思い参加しました。

虐待家庭の背景で最も多いのは「経済的困難と就労不安」、そして「社会的孤立」だそうです。この背景をみると「親も苦しい」ことが感じられる…。

経済的困難は助けてあげられなくても、社会的孤立を予防するために地域でできることはたくさんある。もちろん家族の支援体制が整っていることが理想だけれど、望んでも得られない人はたくさんいる。地域のマンパワー確保として、川松さんは「地域のおせっかいおばさん・おじさんになろう」とおっしゃっていました。

私自身、わが子の幼児期に「お隣さん」「ママ友」の存在にどれほど助けられたことか。急な仕事、兄弟の急病、身内の不幸…育児中にだれでも起こりうる不測の事態。そんなときに、「大丈夫だよ、預かってるよ」と、助け合える友人がいると親も子も安心できる。孤立を感じずにすむ。

しかし、虐待について知れば知るほどわからなくなることがあります。それは、「理解不能な虐待というか、原因や背景をどう分析すればよいかわからないケースが増えている…」と言われていること。(参考文献「誰か助けて」石井結貴著)

そんな現状に向き合い続けた元県職員の男性が、虐待防止を訴えて日本一周マラソンにチャレンジするそうです。

宮崎県職員として児童相談所などに勤務してきた甲斐英幸さん(56歳)は、「『なぜ虐待問題と日本一周マラソン?!』とよく聞かれます。とにかく目立って注目されることで、世間に虐待問題について関心を持ってほしい。一緒に考えてもらいたい」とおっしゃっていました。

5月5日に宮崎県から日本海側を石狩市まで北上し、12月末まで一人で走り続けるそうです。県職員を早期退職してまでのチャレンジ…。

Img_2157

ロックなおじさん、甲斐さん。私も心から応援しています。

この日の勉強会の主催は、NPO法人タイガーマスク基金http://www.tigermask-fund.jp/

ファザリングジャパンhttp://www.fathering.jp/のパパ会員がたくさん参加し、夜の懇親会(飲み会)では、虐待防止に何ができるのか熱い思いを語り合いました。輝いているパパはかっこいい~。

NPO法人タイガーマスク基金代表の安藤哲也さんは、こんな男性です。

Img_2158

|

こども虐待について①

連日のように虐待報道が続いています。

聞くたびに、つい顔をそむけたくなる報道。かわいそうに・・・。死んでしまうなんて・・・。どれだけ苦しかっただろうと思うと涙が出てきます。

「母が子供を愛する以上に、子供は母を愛している」と聞いたことがある。母親は子供との時間以外に楽しむ方法があるけれど、子供にとっては母親から与えられるものがすべて・・・。全信頼を母親に寄せている。その母親に見放され、いのちを絶ってしまう悲しさ・・・。

本当にひどい。こんなにかわいい子供を見放すなんて。暴力をふるうなんて。そう思う。

でも、

その一方で、母親たちの気持ちを思うと同じように苦しくなるのです。

心がさみしくてカラカラだったんだろうな、苦しかったんだろうな、と。

思うようにならない育児に叫びたくなったり泣きたくなった経験は、ほぼ全員の母親にあるはず。何をしても泣きやまない、何を訴えているのか分からない、疲れているのに夜中に泣きだして起こされる・・・。

誰にでも、思うようにならない育児にイライラすることや、激しく揺さぶりたくなることや、怒鳴ってしまう時はあると思う。でもそういうときに行動に移すかどうかは、その母親を支えてくれる人がいるかいないか、その違いではないかと思うのです。

「頑張っているね」と言ってくれる人がいるかいないか。「いつもありがとう」と言ってくれるご主人。また実家の両親や、ご近所さんや、お友達や、行政の保健師や、地域の助産師・・・。誰でもいい。「大変だよね」と共感してくれる人がいるかいないか。「頑張っているね」「すごいね」「いいお母さんだね」と認めてくれる人がいるかいないか。

誰でも認めてほしいという欲求はある。でも、特に赤ちゃんとのコミュニケーションは一方通行のように感じてしまう。返事もないし何を思っているのか分からない。誰にも認められない。休憩する時間もない。冷静になる時間もない。育児がこんなに大変だとは思わなかった。こんなに孤独だとは思わなかった。いい加減にしてほしい。そんな気持ちになるのはだれにも責められないのでは?

どの母親も、新しいいのちを授かったと知った時、そして新しいいのちが生まれた時は幸せいっぱいだったはず。このいのちを一生大切にしていこうと誓ったはず・・・。始めから「いじめてやろう」「殺してやろう」と思って生んだ母はひとりもいない。

でも最近の報道を見ていると、虐待をしている母親は「鬼母」「狂気」と、あたかもその人が特別極悪人のような表現が。こんな報道をしていたら、「私も同じような気持ちになることがある」「助けて」と訴えることすらできないのでは?

昔のように二世帯三世帯の家族であれば、誰かが抱っこしてくれて冷静になる時間もあったはず。でも今はマンションの核家族がほとんど。冷静になる時間もない。泣き声から逃げることすらできない。

虐待でわが子を死に追いやった母親は、取り返しのつかない現実にうちのめされていると思う。後悔して後悔して苦しんでいると思う。亡くなった命の叫びに思いを巡らすと同時に、ここまで追い詰められた母親の苦しさを思うとたまらなくなる。

虐待には「地域の目」とよく言われますが、「地域の目」とは「虐待を発見する目」ではなく、「やさしく見守る目」であり、「頑張っている母親を認める目」なのではないかと思うのです。頑張っていることを認めてもらい冷静になったら、虐待しそうな自分を止めることができるかもしれない。もしも虐待している母親をみつけたら、責めるのではなく、そこまで追いつめられるほど頑張った努力も認めてあげてほしい。そうしたら、本来の優しい気持ちを取り戻すこともあるのでは?

最近続いている虐待報道についての、私個人の意見でした。

|

4月のベビマクラス

4月のベビマクラスお写真です。

 

新年度で、新しいご参加者が増えています。一緒にベビマを楽しみましょうね(^^♪

 

Img_4089

 

♪うまはとしとし、ないてもつよい~

 

さら助産院のベビマクラスは、わらべ歌に合わせてツボを刺激していくメソッドです。

 

Img_8663

 

一緒にお話を聞いているお顔が愛らしい。笑顔にひきこまれそう。

 

Img_8836

 

♪とじてひらいて~

 

体が柔らかくなるね。

 

Img_9140

 

さわりたい~。ママもやさしいお顔(^^♪

 

Img_9833

 

  月に一度のパパクラスでは、パパも一緒に遊びます。

 

Img_0033

 

Img_9944

 

       Img_9806

 

Img_4146_6

 

Img_8920_7

 

Img_9761_2

 

クラスご予約はこちらからお待ちしています。https://sara-lovebaby.sakura.ne.jp/reserve/reserve_top

 

現在7月2日までご予約が定員に達していますが、キャンセルがあり次第フォームに反映しています。また、キャンセル待ちご希望の方は、個メールにてご連絡くださいね(キャンセル待ちは、2回目以降の方とさせていただきます)。

 

 

|

2013年4月16日 (火)

大流行の「風疹」情報

風疹の流行が拡大しています。そして、特に妊婦さんへの注意喚起がされています。

NHK「クローズアップ現代」でも特集されるそうですよ。

「風疹流行~遅れる感染症対策~」
4/22 (月) 19:30 ~ 19:58 (28分)

以下は、助産師会から届いた最新情報です。

①国際感染症センターの風疹予防啓発ポスターhttp://www.ncgm.go.jp/dcc/traning/pdf/20130404_rubella.pdf

②日本産婦人科医会
風疹と母子感 染 2012年版~2012年の風疹再流行にあたって~
http://www.jaog.or.jp/sep2012/JAPANESE/jigyo/SENTEN/kouhou/fushin1207.htm

ガセネタも広がっているようなので、誤った情報に踊らされないようにしたいですね。

|

ベビマ講師養成講座ご案内

さら助産院のベビマクラスは「ママズケアメソッド」です。このメソッドは、株式会社ママズケアの南田代表が中国の医学部にてツボ療法を学び、「小児ツボ」と「日本のわらべ歌」を融合させて編みだした完全オリジナル。

このメソッドを学びたくて、何度も新幹線で宝塚まで通い研修を受け認定をいただきました。その後も、スキルアップで数カ月に一度は宝塚へ通っています。以前に他の複数のベビーマッサージ協会にて講師認定をいただいていますが、その中でもママズケアは実践しやすく楽しめるメソッドだと思っています。

わらべ歌に合わせたマッサージは、100曲以上。誰でも知っているわらべ歌から、地方の方言の子守歌もあり、1回のクラスで10曲以上をとりいれます。歌に合わせたふれあい遊びだけではなく、遊びながら呼吸を楽にするツボ、便秘解消のツボ、足を長くするツボ…など自然に覚えられるようになっています。

今までは、このママズケアメソッドのベビーマッサージ講師になるために、宝塚まで通わなければ教わることができませんでした。さら助産院が東日本で初のクラスです。そこで、「お仲間がほしい!」と代表にお願いし続け、講師を養成するための研修を受けた後、「ママズケアベビマ講師養成講座」を八潮市で始められるようになりました。

第1期受講生は5名が認定講師に合格。認定を受けた平尾さんのクラスもスタート。http://ameblo.jp/mamacaremaruko/entry-11507591251.html

そんな講座の第2期生の日程ご案内です。7月24日・31・8月6日・28日の4日間+認定試験です。基本クラスを開講できるようなスキルをご指導いたします。

講師自身がやり方を知っているだけでは、人に伝えることは難しく「心に添ってわかりやすく伝える技術」を学ぶ小人数の養成講座で、認定後はご自身のエリアで活動できることを目標とします。

お問い合わせ・お申し込みはsara-lovebaby@nifty.comにご連絡くださいね。ベビマ講師のお仲間が増えるのが楽しみです。

20121226_131900 

|

2013年4月15日 (月)

GWの母乳外来

毎週月曜午後に、八潮駅前つばめクリニックにて母乳外来をしています。

今年のGWは、月曜の休みが2週連続になるため、母乳外来が2回分お休みになってしまいます。

そこで、母乳外来を振り替えいたします。

5月2日(木) 13:00~限定4組(午後の外来が始まるまで)。

ご予約は、直接つばめクリニック(℡ 999-7822)へお願いします。

|

2013年4月11日 (木)

新学期

新学期スタート。

新しく、保育園・幼稚園に入った子たちがとってもかわいい。新一年生も、ランドセルが歩いているみたい(^^♪おめでとうございます。 

わが子も中学高校で学年が上がり、クラス替えもあり、新しい生活にわくわくしているようす。

しかし私は、どうもこの季節が苦手。昨年のこの時期には、入院療養したっけ。ここしばらくは、忙しすぎないスケジュールにしています。電話がつながりにくかったらメールでご連絡くださいね。

Img_2139

花壇のお花。子供のころからお花いっぱいの花壇が憧れでした。スズランも咲いてくれました。

|

2013年4月 7日 (日)

新しいミニ講座「虫歯予防」

さら助産院のベビーマッサージクラスは2部構成です。

1部では、ベビーマッサージ。絵本の読み聞かせやハンカチ遊びをしてから、お洋服の上からマッサージ。そしてお洋服を脱がせてオイルマッサージ。毎回10曲程度のわらべ歌に合わせてマッサージのレパートリーを増やしていきます。

第2部では、ママたちの自己紹介や交流タイムのあと、ミニ講座があります。ミニ講座では、「気持ちがラクになる離乳食」「母乳育児をグローバルに考える」「絵本の選び方と読み聞かせのコツ」「もっと知りたい抱っこ」「赤ちゃんの健康管理」など、毎回違うテーマでお話をしています。

ミニ講座は難しいことを学ぶお勉強的講座ではありません。「気持ちがラクになりました」という感想を多くいただきます。知識の習得だけではなく、めざすは「ママ力(ちから)を高めること」。

そんなミニ講座の中で、新しい講座が始まります。それは「マイナス1歳からはじめる虫歯予防」。虫歯になる前に知っておきたい歯のお話です。

八潮市は虫歯率が高く、中でも特に進行した虫歯率が高いといわれています。「乳歯はいずれ抜けるから虫歯でもいい」ことはありません。ママが、虫歯の正しい知識を持っているかどうかで、予防できることはたくさんあります。

このミニ講座は、子供の歯の専門である小児歯科医師にお越しいただきます。

Img_9246_3   

今村由紀先生は、とっても話しやすい癒し系の先生です。

初回は5月21日。以降は1~2か月に1回程度で定期的にお話しくださいます。ミニ講座の日程は、予約フォームでご確認くださいませ。https://sara-lovebaby.sakura.ne.jp/reserve/reserve_top/

 

|

2013年4月 5日 (金)

帝王切開で出産したママへ

帝王切開で出産する人は、全体の17%。最近では5~6人に1人は帝王切開で生まれています。帝王切開でお産をすることは、もう特別なことではなくなってきました。

そんな帝王切開が日本で初めて行われたのは、1852年。そのころは母子ともに生存することすらできなかったとか・・・。帝王切開によるお産は、この20年で3倍近くに急増しています。

増加の背景として、不妊治療による多胎の増加や、出産年齢の高齢化なども関係しているようです。また、赤ちゃんの頭が骨盤より大きいときも帝王切開になります。

逆子ということが理由で帝王切開になるケースも増えています。ちなみに戦前は、医師の立ち会いがない助産師介助による自宅出産で、逆子が自然分娩で生まれていました。昭和初期の助産師の国家試験には「逆子の分娩介助」の技術試験が含まれていたそうです(現在は、国家試験に実技試験はありません)。しかし現在では、逆子だという理由だけで帝王切開になることが多く、特にアメリカでは99.9%が帝王切開になります。

帝王切開になる理由も時代とともに変わってきているようです。

ママの受け止め方はいろいろ…。

「帝王切開でラクチンに生まれた」という意見を聞いたことがあります。でも中には「え?帝王切開だったの?」と言われるのが辛くてたまらないという方も…。言いたくなければ言わずに、「大変なお産だったんだよ~」と伝えるだけで充分だと私は思います。

特に緊急で帝王切開になった場合、「元気に生まれてきたからそれでよかった」と思うものの、気持ちの整理がついていないママさんの方が多いようです。中には自分を責めてしまうママに出会うことも…。いつか将来、「名誉の傷だよ」とお子さんに見せられる日が来ますように。

私の友人で、帝王切開をしたママの心に寄り添う活動を続けている方がいます。http://www5a.biglobe.ne.jp/~withkumo/

帝王切開をしたママ対象のサイトを14年間継続し、先日はAERAにも特集されました。

そんな「帝王切開ママの会」が、つくば駅前で開催されます。

~帝王切開ママの会ご案内文より~

帝王切開で出産したママ同士 出会ってみませんか?心の中の想いを話すことで、フタをしていた自分の気持ちに気づけることもあります。我が子に会えたうれしさはみなさんにおすそ分け不安や心配は、参加者さんで小さく分けられたらいいですね。 あの日、すぐに抱っこできなかった方は、今たくさん抱っこしてあげたらいいんです。あの日、自分に拍手ができなかった方は、今たくさん拍手してあげたらいいんです。どうぞ、がんばった自分を見つめにいらしてくださいね

4月25日につくばにて。詳細はこちらhttp://www5a.biglobe.ne.jp/~withkumo/teisetumama-tanjyou1126.htm
ご予約の際には「さら助産院からの紹介です」とお伝えくださいね。そのほうが、きっとお話がはずむと思いますよ(^^♪

|

« 2013年3月 | トップページ | 2013年5月 »