「いのちの授業」の感想文(茨城県利根中)
すばらしい青空に恵まれた2月のある日、茨城県北相馬郡利根町にある利根中学校にて「いのちの授業(誕生学)」をさせていただきました。
この学校とのご縁をつないでくださったのは、民生児童委員の高野さん。高野さんは誕生学アドバイザーのお勉強をされて、あとは認定試験の結果を待つばかり。ご自身のエリアに誕生学を広めたいと頑張っていらっしゃいます。
中学校の全校生徒1~3年生340人にお話しさせていただきました。講演の進行は、保健委員の生徒さんたち。どの生徒さんも礼儀正しく、気持ちの良い挨拶をしてくださり感心です。

60名以上の保護者さんや、地域の小学校の養護教諭の先生方もお越しくださいました。
誰もが持っている生得的な「いのちの力」。母親のおなかに宿ったその日から、家族に守られて育ってきたこと。全員に愛された歴史があり、全員が家族の宝物であること。周りに合わせることなく、自分らしさを大切にしてほしい。そのままで大丈夫だよ…。
思春期真っただ中の中学生。親の干渉をうるさく感じている生徒さんも多いであろうお年頃。そして保護者も、わが子の進路や成績に関心が向いてしまいがちになる頃。
私自身、中高生の母親ですが、「もっとこうあってほしいのに」と願ってしまうことがよくあります。生まれてきたときには、「五体満足で笑って生きてくれたらそれだけでいい」と思っていたのに。
340人の生徒さんと、60名の保護者さん、先生方にお話しさせていただいている途中で、会場にいるすべての人がひとつの思いで包まれるような一体感を何度も感じました。きっとこう感じたのは私だけではないはず。すべての大人の愛が生徒さんを包み込むような、そして生徒さんの呼吸がそろうような、なんともいえない幸せな一体感。
授業後に体育館を出てから、「生まれてきてくれてありがとう~」と抱き合っていた女子たちがいたと聞き、ピュアな生徒さんたちの反応がとっても嬉しい…。
生徒さんが書いてくれた、感想文です。
「体を大切にして、命も大切にしたい。この授業を受けてよかった」(中1女子)
「つらいことがあって死にたいとか思うことがあったけれど、お母さんがあんなに頑張って産んでくれたんだと思うとそんな簡単に死んだりできないと思いました。今は親に色々と言われてうるさいと思うけれど、私が生まれた時に笑ってくれた親を大切にして自分も大切にして精いっぱい生きていきたいと思います」(中2女子)
「もともとすごく小さく弱い命は皆に支えられて生かされてきたということを改めて実感しました。いつか、守られてきた僕も誰かの支えになれるようになりたい。今まで僕の事を育ててくれた家族には、してもしきれないくらい感謝していたつもりでしたが、今日の話を聞いてさらに僕のために頑張ってくれたんだと思って、いっそう感謝の気持ちが強くなった気がします」(中3男子)
「生まれてくる、産むって本当に大変なことなんだなと思った。赤ちゃんって頭がいいなと思った。親には橋の下で拾ってきたと言われたけれど、本当は育児って大変なんだなと思った」(中2女子)
「とてもありがたかった。命とはとても大切なものだと思った。つらいことや耐えがたいことももちろんあるけれど、それに耐えること、生き抜くことが、自分に携わってくれた人への恩に報いることだと思った」(中3女子)
「私は家族関係で複雑な部分があって、直井先生の話を聞いて涙が出そうでした。(中略)この頃、親に口調が悪く接してしまうことがあったので、自分が悪いと思ったら必ず自分からあやまりたいです。友達の時にも」(中3女子)
「生まれて、よかったです。愛されているんだと、強く感じました。母へ反発した時もあったけれど、あの時の涙の理由が強く理解できて、涙が出ました。父は離婚して今はいないけれど、父と母に感謝の気持ちでいっぱいになりました。母に『産んでくれてありがとう』と言いたくなりました。早く家に帰って、早く母に会いたいです」(中3女子)
お話の後には、生徒さんからこんな素敵なお花をいただきました。どうもありがとうございました。
先生方、地域の皆様、大変お世話になりました。
そして、ご縁をつないでくださった高野さん、来年からは誕生学を届ける側として頑張ってくださいね~。応援しています。
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