「鬼から電話」アプリ
携帯電話で使う「鬼から電話」アプリというものがあります。
これは、子どもが言うことを聞かないときに、親が鬼から電話がかかってくるように設定するアプリ。実際に着信音がなり、鬼やお化けのアニメーションとともに通話が始まります。言うことを聞かない子どもに、鬼やお化けが「家に行っても良いんですか?」などと脅すアプリです。
子どもは恐怖におびえて言うとおりにするようになる子が多く、「しつけのため」と、一部のママたちが使っているようです。このアプリが始まった当初から、私はなんとも言えない不快感を感じました。
そんな、私の気持ちを代弁するかのような記事を見つけたのでご紹介します。
幼児期の子どもたちといえば、サンタさんを信じて疑わない年齢の子どもたちです。絵本や昔話などとは違って、実際に電話がかかって来て、子どもに語りかけます。とても怖いアニメーションは、小さな子どもにとって、虚像とは思えないでしょう。
幼い子はもちろん、年中さん、年長さんでもトラウマになってしまって、電話の着信音がなっただけで、泣き出す子もいるそうです。それでは、自発的にすることにはならず、いい行動を学ぶことはできないでしょう。
リアル感が強いから信じてしまい怖いから従うわけですが、恐怖を与えて従わせるのは、体罰を与えて従わせるのとの変わらないのではないでしょうか。幼児期は、親との関係性を築く時期でもあります。
怖いこと、悲しいこと、つらいことがあったら、受け止めてくれる信頼できる安全地帯=親。その安全地帯があるからこそ、その信頼する親に認められたい、ほめられたいという思いから、頑張ろうと思ったり、外に向く力がわいてきます。そして、その気持ちがさらに大きくふくらむと、人に優しくできたり、想像力が発揮されたりという力になっていきます。
子どもが成長していくときに、怖いから従う、抑圧されるから言うとおりにするというように育っていって欲しいでしょうか? ほとんどの親は、自分で考え行動できる大人に、人に優しくできる大人になって欲しいと願うのではないでしょうか。
そのような大人になるための子どもへのしつけに、リアルに怖がらせ、親の言うことを聞かせるアプリが有効なのか。ぜひ、考えてみていただきたいと思います。
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All About 高祖常子さんの記事より。http://allabout.co.jp/gm/gc/409584/
高祖常子さんは、さら助産院ベビマ講師養成講座の中で、「どならない叩かない子育て」の講座をして下さっている「児童虐待防止ネットワーク」の理事さんで、育児情報誌mikuの編集長さんです。http://www.kosodate.co.jp/miku/vol31/index.html (育児情報誌mikuは、ベビマクラスや母乳相談の際にお渡ししています)。
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