被災地へつなげていきたい その1
5月15日の チャリティイベントが近づいてきました。
現在ボランティアスタッフのママたちと準備を進めています。
このイベントに寄せて、たくさんの方からの善意を預かる責任を感じています。
そして、被災地へこの善意をつなげる流れを作ることにも。
以前に 皆様にご協力いただき被災地に送った「おんぶ紐支援」「紙オムツ支援」そして、今回の「チャリティイベント」は、ひとつひとつが完結した支援ではなく、長期的支援の流れのひとつだと考えています。
助産師として被災地の母子支援のために何ができるだろうかと考え、被災地支援活動を始めてからというもの、偶然とは思えないたくさんの出会いがありました。そして、そのひとつひとつにストーリーがあります。
あたたかい支援の輪が距離を越えて広がりつながっていきます。その中のひとつである「モスリンプロジェクト」をご紹介します。
このモスリンスクエアとはモスリン布で作られた大判ガーゼのことで、イギリスでは「おっぱい、おむつ、モスリンがあれば育児ができる」と言われるほど一般的な育児用品です。
イギリス在住のピアニストで3か月児のママである朝岡さやかさんが発起人となり、「モスリンスクエアを被災地のママに届けたい」という活動が始まりました。
朝岡さやかさんが、さら助産院の支援活動をブログで読んでくださり、支援のご相談連絡がありました。
何度かメールやお電話のやりとりをしながら、お互いの支援の気持ちが一致すると確信し、被災地でモスリンを支援を希望する助産院や産婦人科を探して、ご紹介するという流れが生まれました。
この発送先のひとつが、以前に皆さまから集まったオムツを発送したいわき市です。
いわき市在住で支援活動をしているインストラクターの佐々木さんは、どのようにロンドンから届いた善意の支援を被災地のママたちに配布しようか、ずっと考えてくださいました。ロンドンからのあたたかい心を届けたい、でも原発被害で大変な思いをしているママたちの負担にはなりたくない。どうしたらよいか・・・。
そして、いわき市の佐々木さんからこんな連絡がありました。
「モスリンと一緒に、いのちの授業を届けようと思う」
物資の渡し方をあれこれと考えていました。
朝岡さやかさんが音楽家であることから、友人の音楽家(声楽とピアノ)に相談することを思いつきました。
事の詳細を伝えると、「被災を免れた私にできることであれば喜んで」と、自宅に所有するコンサートホールを快く提供してくれました。
それだけではなく、「集まってくれた妊婦さんや、赤ちゃん同伴のお母さんに“誕生学”のプレゼンをしたい」との想いを話すと、
「それって良いね。であれば良ければ木村がピアノと歌を・・・と言うのはどうかしら?」と言ってくれました。
日々、自宅の倒壊や放射能の不安のなかで、出産を待つ妊婦さんや子育てママに元気になってもらいたい想いからの発想です。
あきさんの「いのちの授業」で"いのちの力"を話してもらい、音楽で心の癒しと喜びを感じてもらいたい。その上、ロンドンのママさん達のエールをお伝えしたい!!と考えました。
これから、お知らせチラシを作成し、母子センター、地元のNPO(助産師さんが組織する、コミュ~ン)、産科婦人科病院等につなぐ予定でいます。
まず、これをスタートとし、その後は順次、状況を判断。関係機関と連携して、ロンドンの心をお渡ししたいと考えています。
震災がなければ出会うことすらなかっただろうご縁が、距離を越え、あたたかい支援の輪となり広がっています。この佐々木さんの企画は、まだまだ進行中。
5月15日のイベントでは、このモスリンスクエアもチャリティ品としてご用意しています。ロンドン在住の皆様が義援金を募り、育児中のママたちが手作業でパッキング・発送してくださいました。被災地ではない八潮市ですが、あたたかい心が届いています。
イベント当日には、このモスリンプロジェクトのメンバーが応援に来てくださいます。そして、いわき市から佐々木さんもご参加くださいます。
皆さまからの義援金を、「日本助産師会」「日本誕生学協会」を通し、被災地の母子支援に役立ててもらいます。あたたかい真心がつながっていくことを願っています。
モスリンプロジェクトhttp://muslinjapan.com/org/
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