断乳と卒乳
断乳と卒乳の一番の違いは、おっぱいをやめる時期を「ママが決めるか」「子どもが決めるか」だと思います。
「そろそろ一歳だからおっぱいをやめよう」とママが決めて、おっぱいが張っても子供が泣いても吸わせないのが「断乳」。
子どもがおっぱい以外に関心をもち、吸いたがらなくなってきてやめるのが「卒乳」。
どちらがいいということはありませんが、現在は「卒乳」を推奨することが増えてきました。というのも、「断乳」をすると、指しゃぶりやタオルしゃぶり等おっぱい以外の代用品に興味を持つ子もおり、「卒乳」の方がメンタル的負担が少ないのではと言われているからです。
「卒乳」の時期は、子供の性格や生活スタイルによってさまざまですが、一般的には1歳前で「卒乳」することはないといわれています。1歳半以降になり、「世の中にはおっぱいより楽しいことがたくさんある」と、興味の対象がおっぱい以外になってから卒乳すると、親子ともにストレスが少ないようです。
「卒乳」の時期が1歳半の子もいれば、3歳のことも。とはいっても、1歳過ぎてしっかりと食べられるようになったら、おっぱいは寝る前や甘えの時だけなど1日数回だけに減らしていくことをお勧めしています。
WHOやユニセフは、卒乳の時期を「2歳またはそれ以上」が望ましいとしています。急いでおっぱいをやめるとおっぱいもパンパンに張って辛いので、少しずつ回数を減らして卒乳に向けた方がママの体にもやさしい。
先日ケアをしたKちゃんのケースは理想的な卒乳でした。Kちゃんは1歳前からよく食べるようになり、おっぱいの回数が減っていきました。そして1歳のお誕生日を過ぎてしばらくたったころ、お友達と遊ぶとおっぱいを飲むことを忘れるようになり、全く求めなくなりました。ママのおっぱいも少しずつ回数を減らしていたのでほとんど張ることはなく、自然な卒乳。
卒乳のおっぱいケアをしていると、見ながらほしくなってしまう子もいます。そのような時は再び吸わせて数週間してから再びやめることもあるのですが、Kちゃんはおっぱいを見ても無関心。あっさりしていて自分の遊びに夢中。おっぱい以外に関心が移ったんだな~という様子でした。
このような自然な卒乳の多くは2歳頃ですが、子供自身の性格によってひとりひとり違います。お友達がやめたからと焦る必要はありません。
「断乳」「卒乳」の後には、助産師によるおっぱいケアをお勧めしています。最近は乳癌が増加しているので、血縁者に乳癌の方がいらっしゃる場合などは、乳腺外科の検査を受けてもらうことも。卒乳後時間がたつとケアができなくなるので、2~3週間以内が理想的ですよ。
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