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2011年1月21日 (金)

卒乳と断乳

「いつまでおっぱいを吸わせたらいいのですか?」この質問をよく受けます。

おっぱいは吸わせ続けていればいつまででも出続けます。「止まってしまう」というのは、吸わせなくなった時。

断乳と卒乳の違いをご存知ですか?

断乳とは「おっぱいを断つ」こと。ママにおっぱいをやめたい理由があり、ママの意思で吸わせなくなること。

そして卒乳とは、その言葉通り「赤ちゃんがおっぱいから卒業する」ことで、ママが時期を決めるものではありません。赤ちゃん自身が、おいしく食べることができ、おっぱい以外に面白い遊びがみつかり、おっぱいから関心が薄れていくことを言います。

卒乳の時期はとても個人差がありますが、一般的に1歳前に自然卒乳になることはほとんどないと考えられています。1歳前後のおっぱい離れは、ほとんどがママの希望でやめる断乳のようです。神奈川小児医療センターの大山牧子先生によると、自然卒乳の時期は2歳半以降だとか。私が今まで関わったケースで、一番大きな子は4歳児でした。

WHOでは、「離乳食を始めたのちも2歳過ぎまで母乳育児を続けることが勧められる」とし、アメリカ小児科学会(AAP)は、「少なくとも12か月、それ以後は母と子が望む限り長く吸わせることを勧める」とあります。

1歳半~2歳になり二語文を話すようになってから、親子で話し合って卒乳の時期を決めるのもひとつです。

どうしてもおっぱいをやめたい事情がある時は、少しずつ回数を減らしていくことをお勧めします。突然止めてしまうと、乳腺炎などトラブルの原因になることが多く、また突然吸えなくなってしまうことで、指しゃぶりなどおっぱいの代用品を求めることがあるからです。そして冬場は乾燥してのどが渇くこともあり、断乳には不向きな季節といわれています。

「こうしたほうがいい」という答えはないけれど、一生のうちでおっぱいを吸わせる時期はほんのいっとき。仕事などで昼間に与えられなければ夜だけ吸わせるとか、おっぱいバイバイの時期をのんびり決めてもいいのかな、と思ったりします。

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