乳腺炎、増えています
今年の夏は猛暑でしたね。暦の上では秋になっても、まだまだ残暑は続きそうです。
この暑さのせいか、最近は乳腺炎が増えています。
なぜ暑い季節に乳腺炎が多いのか、医学的にはっきりしたことは分かっていません。おそらく汗をかいておっぱいが濃縮することや、夜間の冷房で循環が悪くなることなどが原因なのではないかと思っています。
また多少の食生活の乱れも影響しますが、特に寝不足や、外出でおっぱいを吸わせられなかったという状況になると、乳腺炎のリスクは高くなります。
お盆のあと、「実家でおいしいものを食べて・・・」「友達に会って夜更かしが続いて・・・」「旅行でしばらく吸わせていなくて・・・」という乳腺炎の方が何人か続きました。なんだか変だな、と気づいて早めにケアをすれば治るのも早いのですが、こじらせてしまうと完治に時間がかかることもあります。もちろん、程度によってはこじらせることなくそのまま自然治癒することもありますよ(たくさん吸わせて吸いだしてもらえた場合)。
この夏で一番重症だった症乳腺炎の方は、初診時に40.5℃の高熱で、ぐったり。マッサージをしたら熱くてドロドロしたおっぱいがたくさん出てきました。マッサージですぐに37.5℃まで下がったけれど、翌日には再び40℃に。
血液検査をしたら、異常なほどの炎症反応。敗血症寸前の危険な検査値で、抗生剤を飲みながら毎日のようにマッサージを受けてもらい、膿のようなおっぱいを出しました。幸い回復が早く大事には至らなかったものの、重症症状でドキッとさせられました。
昨日訪問した方は、「40℃の熱が出たからおっぱいはやめました」とのこと。風邪だと確信していたそうです。でも、産後間もなくの高熱は、まず乳腺炎を疑ってほしい。乳腺炎の場合は、飲ませなければ悪化します。この方はわかりやすい乳腺炎で、つまりが取れた瞬間に1メートル近くもおっぱいが吹き出しました。たくさんつまっていたんですね。
実は乳腺炎でも、高熱、頭痛、関節の痛み、だるい・・という風邪のような症状は起こるのです。ただ乳腺炎の時は母乳を飲ませることが一番の治療。
「乳腺炎かな?」と思った時はまずはたくさん吸わせること。風邪薬の葛根湯を飲むこともお勧めです(詰まったおっぱいの流れをよくします)。でもさわって痛みがあり、上手に吸わせられないときはつまりが取れていない可能性が大。早めにマッサージを受けてくださいね。古いおっぱいを出すだけで随分と楽になりますよ。
乳腺炎の場合は夜間でも対応しています(八潮市内にいるときに限りますが)。先日は夜間に3人も乳腺炎の方が続きました。化粧を取っている時もあるので、驚かないでくださいね(笑)
| 固定リンク
