離乳食
離乳食についての相談を受けることがあります。
「7か月になったから2回食にしなさいと言われた」「毎日10時になったら食べさせるようにしている」「ご飯に味を混ぜたらいけないの?」・・・
離乳食の指導でいろいろなことを言われて混乱することもあるでしょう。
厚生労働省による「授乳・離乳の支援ガイド」は2007年に改訂され、大きく5つのことが変わりました。社会環境の変化やアレルギーの増加などから、開始時期を遅らせる傾向になってきています。離乳食指針の改定は12年ぶりということもあり、今でも改定前の内容の指導をうけることもあるようです。
大きく改定されたのはこの5つです。
1.授乳タイムを大切に
2.離乳準備の必要はありません
3.離乳○○期という表記がなくなりました
4.離乳食の量に縛られずに、子どもの発達にあわせて
5.赤ちゃんの「手づかみ食べ」を大切に
離乳食の開始は、「○ヶ月になったから」という考えより、「食べることに関心が出てきてから」。食べ物につかみかかる位になってからの開始がベストのタイミング。
そして、できれば赤ちゃんだけひとりで食べさせるのではなく、家族一緒に食べる時間を大切にしてほしい。中高生の孤食が社会問題になっているのに、食の開始時期にわざわざ孤食にするのはなんだか変。家族で楽しそうに食べている食卓で離乳食を始めてあげたい。
また、以前の母子手帳には「離乳の完了」についての問う項目がありましたが、今はなくなっています。これは「離乳の完了」と「離乳食の完了期」は関連性がないと分かってきたからだそうです。
もっとも大きく変わった点として、「手づかみ食べ」が推奨されるようになりました。手づかみ食べは、食べ物を目で確かめて、手指でつかんで、口まで運び、口に入れるという、目と手と口の協調運動。
「これはちょっと熱いな」「これはやわらかいからすぐつぶれるかな」など、目と手と口を使って学習する大切な過程といわれています。食べる意欲が育ち、指先も器用になるという説も。
離乳食についていろいろな指導を受けるのは、指導内容の「授乳・離乳の支援ガイド」情報が新旧入り混じっているからかもしれません。もし進め方を迷った時はこどもの様子を見て進めてくださいね。「生後○ヶ月に入ったから○○しなければならない」ということはないのです。
詳しくは、「授乳・離乳の支援ガイド」http://www.mhlw.go.jp/shingi/2007/03/dl/s0314-17.pdfなどにも載っています。
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