復職後の母乳育児
「保育園に預けるから断乳をしなくてはいけない」と考えているママによく出会います。実はそのようなことはありません。
保育園に通うようになってママと過ごす時間が短くなるのであれば、ママと一緒のときは濃い時間を過ごしてほしい。「おっぱいを吸わせる」という濃いスキンシップは保育士さんには真似できないのだから。
保育園に通わせながらおっぱいを続ける工夫をご紹介します。
①昼間はミルクで夜はおっぱいという変則的な授乳方法。6か月を過ぎればおっぱいの勢いもおちついてくるので、昼間に吸わせなくなれば夜だけ出るおっぱいに変わっていきます。
始めの数日はおっぱいが張って痛むこともあるので、入園の数ヶ月前から準備が必要です。昼間はおっぱいが張ってきたら圧抜き程度に軽く搾乳をして、夜はたっぷり飲ませる授乳習慣をつけていく方法。
②冷凍母乳を与える方法。仕事の休憩時間におっぱいを絞り、冷凍(または冷蔵)保存をして保育園で飲ませてもらいます(保育園と相談してくださいね)。冷凍母乳パックを準備し、入園までに絞り方を練習します。
「不衛生な気がする」と冷凍母乳が何となく不安な方がいたら、冷凍パックを使用すれば密閉保存できますよ。なにより母乳は食品なので、食品としての取扱いをすることが前提ですが。
しかし、いつまでも②の冷凍母乳を続けることも考えもの。しっかり食べられるようになったら①の方法で夜間だけ母乳にして、昼間は保育園のご飯を食べる方が園の生活を楽しめると思います。1歳頃になったら、昼間は園の食事で夜はたっぷりおっぱい。そんな方法はいかがでしょう。
「母乳は1歳を過ぎたら栄養素がない」ということはありません。山内逸郎先生の研究で栄養素が低下しないと証明されています。WHOの提言では「2歳までは母乳で育てることが望ましい」と言われています。
参考までに、「母乳で育てられている赤ちゃんとお母さんにやさしい保育園をめざして」「赤ちゃんにやさしい保育園の10カ条」http://www.jalc-net.jp/FAQ_ans/FAQ_ans10_1.pdf
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