授乳中のくすり
内科や外科などで、「飲んだ薬が赤ちゃんに影響するから、しばらく母乳をやめてください」と助言された、というお話を聞くことがあります。
実は、赤ちゃんに対して有害な影響のある薬はほとんどないそうです。ママが飲んだ薬のいくらかは母乳中に出るものの、多くの薬ではママの飲んだ量の1%程度だとか。
予定日よりかなり早く生まれた赤ちゃんだと、体の中で薬を処理する力が弱く注意が必要なこともあります。ただこれは生まれた直後の話。体重が増えれば薬の影響は少なくなり、離乳食が始まる頃にはほとんど影響しないといわれています。
薬を処方されるときに、「母乳育児を続けたい」と伝えることをお勧めします。本当に薬が必要な場合は、赤ちゃんに影響の少ない薬に変えてくれることもありますよ。
具体的に、どの薬は母乳を通して赤ちゃんに影響するのか。
「これでなっとく母乳育児」水野克己著 ヘルス出版 P112
「母乳とくすり ‐ あなたの疑問解決します」水野克己著 南山堂 P147
に、詳しく書いてありました。改めて読むと、ほとんどの薬は飲んでも大丈夫なんだ~と、安心しますよ。
授乳中に本当に飲んではいけない薬は、①抗がん剤 ②放射線物質 ③精神神経疾患用の薬(長期間内服する場合)だそうです。
水野先生のコメントを一部引用します。
「ほとんどの薬は授乳しても差し支えないと考えられます。とはいえ、わが国の医療現場では『授乳中のお母さんに対してほとんどの薬は処方してはならない』という考えがまだ根強いのが現状です。母乳を続けながら治療をしたいという気持ちを医師に率直に話し、医師と相談するにあたり本の情報も参考にしてください」とのこと。
どうしても治療が必要な方は、上記の本をご参考にしてみてくださいね。
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