里帰り出産
3人目を出産したママが、「母親が他界しているので、育児は一人で頑張らないといけない」と話していました。
「お父さんは?」と尋ねると、「もう高齢で病気があるので・・・」とのお返事。お父さんではなくておじいちゃんを連想されたようです。
「・・・・おじいちゃんではなくてお父さんは?」と聞くと、「主人の実家は遠方なので」とのこと。『産後の支援は夫ではなく実家の両親から受けるもの』だと考えていらっしゃっる様子。
『出産といえば里帰り』を連想する人も少なくないとは思いますが、最近は里帰り出産をする人が減ってきているようです。
産科不足で実家近くの産婦人科の分娩予約が取れない、といった理由もあるかもしれません。また出産年齢が高齢化し、お世話がお願いしにくい背景もあるでしょう。
実は、里帰り出産は日本独特の慣習です。直訳の英語も見当らないし、外国の人に伝えようとしてもなかなか理解してもらえません。「なぜ実家?」と。
里帰り出産をすると、出産前後合わせて数か月も夫婦が離れて暮らすことになります。親になり、夫婦で一番力を合わせないといけない時期に離れて暮らすことは、世界から見れば不思議に感じる人が多いようです。
産後の大変な時期は、親になるスタート。実家の母親から育児の伝承を受けることも大事なこと。でも頼りにしてほしいのは、実家の母親よりも新米パパの気がします。
新米パパたちが、もっと力になりたいのに何をしたらいいのか分からずもどかしいという話もよく聞きます。妻の母親に指示されるがままで、手伝いたいように手伝えないということも。
もちろん仕事も大事。パパの残業が多ければ、ママが産後の生活を不安に思うのもわかります。でも、夫から父親になり「パパ力」を磨くことは、これからの育児に絶対役立つはず。
私自身、出産間際に夫が海外赴任になり、やむを得ず離れて生活することになったつらい経緯があります。企業側も、妻の出産前後は転勤をなくしたり、赤ちゃんが生まれたら父親も早く帰宅できるようにするなど、ワークライフバランス支援が充実していくことを願ってやみません。
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