卒乳と断乳
「いつまでおっぱいを吸わせたらいいのですか?」 この質問をよく受けます。
おっぱいは吸わせ続けていればいつまででも出続けます。「止まってしまう」というのは、吸わせなくなった時。
断乳とは「おっぱいを断つ」こと。ママにおっぱいをやめたい理由があり、どんなに泣いてほしがっても与えないことが断乳です。
そして卒乳は、その言葉通り「赤ちゃんがおっぱいから卒業する」ことで、ママが時期を決めるものではありません。赤ちゃん自身が、おいしく食べることができ、おっぱい以外に面白い遊びがみつかり、おっぱいから関心が薄れていくことを言います。
卒乳の時期はとても個人差があります。今まで関わったケースで、一番小さな子は離乳食が始まってまもなくの8か月の子。大きな子だと入園してから(4歳児)恥ずかしくなって・・・という子もいました。
WHOでは、「離乳食を始めたのちも2歳過ぎまで母乳育児を続けることが勧められる」とし、アメリカ小児科学会(AAP)は、「少なくとも12か月、それ以後は母と子が望む限り長く吸わせることを勧める」とあります。
2歳を過ぎると会話ができるようになるので、親子で話し合って卒乳の時期を決めるのもひとつです。
どうしてもおっぱいをやめたい事情がある時は、少しずつ回数を減らしていくことをお勧めします。突然止めてしまうと、乳腺炎などトラブルの原因になることが多く、また突然吸えなくなってしまうことで、指しゃぶりなどおっぱいの代用品を求めることがあるからです。そして夏場は、水分をほしがるのと、ママが薄着でおっぱいが見えやすい時期のため、実は断乳には不向きな時期なのです。
「こうしたほうがいい」という答えはないけれど、一生のうちでおっぱいを吸わせる時期はほんのいっとき。仕事などで昼間に与えられなければ夜だけ吸わせるとか、おっぱいバイバイの時期をのんびり決めてもいいのかな、と思ったりします。
一回では伝えきれない内容なので、後日「卒乳と断乳その2」を更新しますね。
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